借りたお金の代わりに自分の所有物、自動車などでの支払いはできるか
今回は、『借りたお金の代わりに自分の所有物、自動車などでの支払いはできるか』
について説明します じつは、支払うことはできます
金銭貸借では、家屋などを抵当金にとるということが、行われていますが、これは正式には
抵当権を設定することです 抵当権というのは、物件提供者が借主の負担する借金債務
の返済がないときはそのものを競売に付して優先弁済を受けることはができる権利です
ふつう、抵当となるのはおもに、土地や家屋などの不動産ですが、そのほかにも、永小作権、
登記された船舶、航空機、建設機械、農業用動産、工業財団、工業財団、漁業財団、
立木法によって保存登記された樹木なども抵当に入れることができます また、自動車も
自動車抵当法によって抵当権を設定することができます
・代物弁済
先ほどのことを簡単に説明しますと、債務は、完全に履行することにより、消滅します
これを弁済といいます
弁済は借りたものでなく、別なもので返すことも許されています
ですから、自動車での支払いも大丈夫なんです
・借りたお金より抵当物が高い場合は？
不足している部分は現金により支払うことになります
ですが、どのように抵当物(この場合は自動車)の価値は分かるのでしょうか
・どのように不足分を？
必ず、抵当物は競売に付されることになります
その代金の中から借金と利子が引かれ、残りが自分のところに戻ってきます
債務者が困っているところに付け込んで、債権者が不当に安い価格で取り上げるのは
無効になります
