【借金問題ls】No111_借金(体験談⑤-1).txt
タイトル
借金体験談⑤ 負債を背負うまで
本文
今までお伝えした体験談は、極一部の方しか該当しない為、『自分には関係ない』、
『縁のない話し』と思われた方も少なからずいると思います。
でも、こちらのケースはどぉでしょう?
【ケース5】
九州地方出身 Rさん
・30代女性
・OL(都内勤務)
・一人暮らし
・頼れる親族なし
●何もない田舎から上京
『電車の本数も限られ、コンビニも24時間開いていない様な田舎から、大学進学の為、
東京に一人で状況して来ました。初めて見る都心部は、至近距離にコンビニも複数あり、
スーパーも遅くまで開いているのが印象的で、ワクワクしたのを今でも覚えています。』
と、当時の状況をお話しして下さったRさん。
見る物全てが真新しく、新生活はとても楽しかったそうです。
●バイト代(時給)が高い
当時、東京と地元では最低賃金の差がとても広かったとの事。
『高校時代よりも長い時間バイトが出来、お給料日の金額を見て驚きました。』
そして、当時のRさんは上京した先の家賃や学費は親御さんが出してくれていた為、
高校生時代よりも沢山貰える様になったバイト代で、好きな物を好きなだけ購入していたRさん。
バイト代が沢山貰える分、都心の物価が高いと言う事には全く気付かなかったそうです。
●バーゲンセールとの出会い
大学生活も慣れ、お友達も増えた頃、某デパートに買い物に連れて行ってもらい、
そこで初めてショッピングが出来るクレジットカードを作ったとの事。
そして、年に数回開催される「バーゲンセール」のDMを見て、【今しか買えない】と錯覚。
『5万円もするコートが60%OFF等、値引き商品を大量にカードで買ってしまいました。』
5万円の60%オフと言っても、2万円。決して安い買い物ではないと私は考えますが、
詳しく話しを聞くと、Rさんの地元では、バーゲンと言う概念すらなく、売れ残り品が、
安く販売される事もないとの事。
『ブーツが春先になっても、同じ値段でず~っと置いてあるんです。だから、いつでも買えると思い、
地元にいた時は、必要になったら買っていましたが、都会は違うと思い、大量に買い込んでしまいました。』
●親からの仕送りが無くなる
就職先も決まり、親からの仕送りが減り始めたRさん。
家賃や水道光熱費の引き落とし口座を自分の口座に変更し、とても驚いたそうです。
学生時代にカード払いでショッピングをした支払もあり、お給料の大半は無くなっていったそう。
そして、支払に困り、新たにカードを作って買い物をしたり、借入をする生活が始まったとの事。
一度は親に相談をしようといたそうですが、就職先も決まって収入も増えているし、
自分の無責任な行動で借金を背負ったとは恥ずかしくて言えないし、言ったら怒られ、
田舎に連れ戻されるのではないかと言う不安もあり、自分だけで解決しようとしてしまったそうです。