【借金問題ls】No83_借金(問題点・改善策、自営業②-3).txt

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借金体験談③ 問題点と改善策 <自営業主の場合2>
本文

先程は開業や、開業後の行動について説明をさせて頂きましたが、
ここでは、一番肝心な「経理」に関する事柄についてお伝え致します。

開業資金もあり、売上も順調、収支の流れも掴めていたとしても、
お金の取扱いを間違えていては元も子もありません。

●事業資金と自家資金を区別する

Tさんは、事業と家庭のお金を混在させ、運用をしていました。
いくら個人経営だからといっても、事業資金と自家資金を混在してはいけません。

例えば、仕事でお世話になっている方が自宅に来る為、おもてなしが必要だった場合。
簿記をご存じの方なら分かるかと思いますが、【接待交際費】と言う経費が存在します。

お店でオードブルやドリンクを購入し、自宅で提供した場合、経費になります。

しかし、この時、晩酌用のお酒やおつまみ、料理に使うお野菜やお肉、等と言った、
家庭で使う食料品(いわゆる食費)を一緒に購入した場合、この食費は事業と無関係です。
◆会計を別々にする

わざわざ二回、買い物に行くのは、時間も動力も無駄になってしまいますので、
「例」に挙げた様な場合は、カゴを別々にして、会計を分けるのも一つの手です。

しかし、ポイント付与や会員割引、クーポン券使用等の事情で会計を一緒にしたい場合、
帰宅後に、必ず【事業】と【自家】の区別をつけ、帳簿や伝票に記載し、資金も動かす必要があります。
◆法律もシッカリ把握する

先程の「例」に挙げた接待交際費。この中に家庭で使う食費が含まれていた場合、
この全てを経費にしてしまうと、大袈裟に聞こえるかもしれませんが「脱税」になります。

逆に、自宅の食費としてしまうと、単純に経費として計上しないと言う事なので、
収入が多ければ、その分、税金も多く払う事となり、損をします。
◆事業の物を使う場合

仕入が必要な業種にありがちなのは、「事業の物を個人的に使用する」場合です。

例えば、雑貨屋を営む事になり、アクセサリーを大量に仕入。
その内の数点を家族が愛用してしまったり、お友達にプレゼントしてしまったり・・・。

家庭のお金は減らないかもしれませんが、事業用に仕入れた物を支払わずに使うと言う事は、
事業側からの視点で考えれば、「サンプル品」と使用、或いは「万引き」をされたのと同じ事。

また、家庭のお金も減っていないので、【無駄遣い】をしていたとしても、気付きません。
事業用の物を使う時は、必ず【購入】する様にし、自家の財布から支払をする様にしましょう。

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