特定調停に関するデメリットを詳しく解説 特定調停で損する事とは?
任意整理に似た「特定調停」ですが、デメリットも任意整理と同じでしょうか?
ここでは特定調停に関するデメリットを詳しくお伝えします。
●個人信用情報に記載が残る
これは債務整理、全てに言える事ですので、必ず伝えておりますが、
一般的にブラックリストと呼ばれている個人信用情報に名前が載ります。
その為、5~7年程度はクレジットカードやローン購入の審査が通りません。
例えば、携帯電話の買い替え時も分割払いが出来ず、一括払いでの購入になります。
●過払い金請求は別
任意整理と異なるのは、裁判所の目的が「借金の返済」について話し合いを進める為、
仮に過払い金が発生していた場合でも、過払い金請求まではしてもらえません。
その場合、別途、法の専門家に手続きをお願いする必要が出てしまします。
●任意整理より支払が高額に
先程伝えた通り「過払い金請求」は、裁判の目的外となり、してもらえません。
その為、利息制限法に基づき、正しい金利での債務額が算出されますが、
過払い金は加味されない為、任意整理をするよりも支払が高額になる恐れがあります。
●調停委員が専門家とは限らない
特定調停が必ず「債務整理の専門家」とは限りません。
その為、金利の引き直し計算がされずに、完済までの利息だけを付け計算される等、
結果的に、申し立人にとって不利益な状態での調停になってしまう可能性もあります。
任意整理をするより費用が安いからと、安易に手続きをせずに、支払に困った場合は、
必ず法の専門家の無料相談を利用し、自身にとって、どの手続が一番良いのかを確認して下さい。