カードを整理する時に絶対やってはいけない3つの事
一度、返済に困った事がある方や、カードを保有し過ぎて整理したいと思われた方の大半が、
カードは最小限に減らそうと思われるのではないでしょうか?
カードの所持数が少ないと、破産歴があると勘違いされる事も。
最近はネットショッピングの情報登録にクレジットカード情報が必須な場合や、
子どもの習い事でも専用のカードを作らないと損をしてしまう場面が増えて来ました。
その際に「カードの審査が通らない」と言う事にならない為にも、賢くカードを整理しましょう。
●一番古いカードは解約してはいけない?!
カードをスマートにする時に優先的に解約を検討してもらいたい情報を伝えましたが、
一番古いカードは、支払能力の実績が積まれている為、信用力が付いています。
古いカードを解約してしまうと、支払能力の実績が少ない物しか残らず、
信用力に欠けてしまう恐れがあります。
とは言え、何年も使わずに持っているだけだったり、年会費が掛かっているのでは、
支払能力の実績と関係が無くなってしまいます。
ご自身が最もよく使う、年会費の発生していない中で一番古いカードを残して下さい。
●カード所持数が少ないと審査が通り難い?!
今の時代、クレジットカードを持っていないと言うのは稀です。
クレジットカードを持っていないと、支払履歴が残らない為、新しいカードの申し込み時に
支払能力を判断する事が出来ず、不利益な状態で審査をされてしまう可能性があります。
その他、カードの所持数が1、2枚の場合、過去に金融事故を起こしたと勘違いされてしまう事も。
間違った想像をされない様、最低3~6枚程度はカードを残しておきましょう。
●カード利用額が全体の35%以下に収まる様にしましょう
「何の事?」と思われる方も多いと思いますが、支払能力を判断する上で、1枚のカードの利用額が、
保有しているカード全体の合計金額の35%を超えてしまっていると、心証が悪くなってしまいます。
例えば、保有しているカード全ての利用可能額合計が50万円だった場合。
500000×0.35=175000
1枚のカードの利用額を175000円以内にしなければなりません。
公共料金や携帯電話、ネット回線等の支払を一つのクレジットカードにまとめている場合、
毎月の支払総額が5万円だったとしましょう。
急にパソコンが故障し、買い替えが必要だった場合、パソコンが12万円以上の時は、
公共料金の支払いに使っているカードを利用してしまうと、信用力がマイナスになってしまいます。
1枚のカード利用額を計算しておく事も大事です。
●遅延をしたカードは解約してはいけません
最新の支払から遡って2年間は、個人信用情報に支払の履歴が残っています。
2年以内に支払の遅延があった場合、今カードを解約してしまうと、遅延情報が解約後5年間は
個人信用情報機関に残ってしまい、新しいカードを作りたい時の審査に影響を及ぼします。
万が一、遅延をしてしまった記憶がある場合、正確な遅延月が思い出せない場合は、
今から2年間はカードを解約せず、キッチリ月々の支払をして下さい。